2023/05/05 11:55

https://twitter.com/kanaohtsuki/status/1469585994567778304?s=46&t=Mz33qxckp16CxCxT6wLF7g
美術系ライター・大槻香奈研究家のナツメミオさんによる『ゆるやかな変遷と繰り返される羽化 ―大槻香奈作品のテーマ考察から見えてくるもの―』と題された論考が掲載されています。大槻香奈作品を過去から現在まで振り返り、うつわ的観点から考察されています。
大槻香奈が「うつわ」という概念に辿り着くまでどのような過程があったのか、デビューからの作品や展示、昔のブログ内容や、過去のツイートまで細やかに辿られています。内容は大槻香奈作品の解説に留まらず、うつわ的な様子を丁寧に伝えるものになっています。
これは必ずしも大槻作品の見方の正解を示すものではありませんが、言語化できずモヤモヤしてきた方や、うつわ的輪郭を掴めずにいる方にとって、ナツメさんの論考はハッと視界が開けるものになっているはず。ぜひお楽しみください!
《大槻香奈》
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https://twitter.com/bmyasu/status/1491047564602675200?s=46&t=Mz33qxckp16CxCxT6wLF7g
『日本現代うつわ論1』、最後の章はナツメミオさんによる大槻香奈作品に対する論考です。
大槻さんご本人も驚くほどに過去の資料を綿密に調べ上げて、そのテーマ変遷を追います。
過去のステートメントと作品を比較、引用しながら綴られるこのテキストは、ある一方から見れば大槻香奈作品におけるコンセプトの変遷を記したアーカイブとしても機能するでしょう。
(実際、私が仕事として大槻香奈作品にまとまった形で関わるようになったのは2016年11月の白白庵個展からですので、それ以前の文脈を再確認する上で非常に有用でした。ここではそれ以前の物事に比重が置かれます。)
ここに記されているのは大槻香奈さんが”うつわ”という概念を明確化していくプロセスの記録、つまりはこの本が生み出される前史としても読むことができるでしょう。
同時に、この論考から浮かび上がるのはナツメミオさんの大槻香奈作品に対する眼差しであり、受け止め紡がれる物語の形です。
このナツメさんの視線を通じて、読者たる私たちは大槻香奈作品と再度出会い直すことが可能となります。
この論考で記された変遷そのものがこのうつわ本にそのまま接続します。
ここまでの各章とこの論考を読み終えた私たちは『はじめに』に戻ることで”うつわ”という視点に輪郭を持たせることができるでしょう。
ということでまた明日は『はじめに』に戻ります。
《青山泰文》
