2023/05/01 12:18



https://twitter.com/kanaohtsuki/status/1467823904874188800?s=46&t=Mz33qxckp16CxCxT6wLF7g


女性の裸体モチーフを扱った作品展開が印象的なアーティストNaganeo/さんの作家・作品紹介を大槻香奈が書かせて頂きました。ずっと気になっていましたが、この度初めて貴重なお話を沢山伺う事ができ、作品がうつわ的に感じる理由に触れられたような気がします。

Naganeo/さんの作品は様々な境界の揺らぎがあります。私は人間は自己肯定が必要だと考えてきましたが、大事なのはその先にある自己救済ではないか?と考えるきっかけになりました。デザイン的に解釈しきれない領域に立ち止まり、考えることの大切さを思います。

自分自身を救う方法を模索し、自分のうつわを大切に扱うことの繰り返しが自然と誰かを救うことに繋がるのかもしれません。その尊さと美しさを私は信じます。圧倒的に力強くもあります。ぜひ多くの方にお読み頂けましたら幸いです。

《大槻香奈》



https://twitter.com/bmyasu/status/1489577010305265669?s=46&t=Mz33qxckp16CxCxT6wLF7g

本日の『日本現代うつわ論1』全編レビュー。

Naganeo/さんへの大槻香奈さんによるインタビュー記事です。

身体という”うつわ”への問題意識から始まります。


この本において”うつわ”という語は様々なレイヤーで用いられます。

その対象が線であったり、自然や世界そのもの、石あるいは身体と言った具体的なものから、コミニュケーション形式のように抽象的な対象にも向けられます。 


ここで扱われる“うつわ”は具体的な「器」だけでなく、ある種の思考方法や視点でもあります。

”うつわ”は答えではなく道具です。

問いや対話を成立させるためのツールです。


「身体」は「私」にとって一番身近なうつわです。

そのありようから出発して世界との関わり方を問うことは人類史上最も重要な問いのひとつでしょう。


Naganeo/さんの視点から語られる問題意識は続く七菜乃さん記事とも繋がる内容であり、インタビュアーである大槻さんの作品と共鳴する視線でもあります。

そして断片的に提示されるキーワードたちは私の論考ページとも接続されるものです。


個人的に抱いき続けている問題意識と非常に近しい感覚が述べられるため全く他人事と思えない記事でした。

恐らく、同様に感じる方も少なからずいらっしゃるでしょう。

この感性/感覚についてはそのうちに別の論考として立ち上げたいと思います。


記事の内容に全然踏み込んでないですがとにかく本編を読んでください。

あまりにも共感する点が多いため、Twitterの長さでは論じることができません。

なにより早く作品を(可能な限り大きなサイズで)拝見したく思います。

《青山泰文》