2023/04/28 11:59



https://twitter.com/kanaohtsuki/status/1466730426811428865?s=46&t=Mz33qxckp16CxCxT6wLF7g


本日は青山泰文さんの論考『「うつわ」的な見方』について少し。私達の生きる世界をうつわ的に捉え直すにはどのような過程を辿るのが良いのでしょうか?そのヒントとして、うつわ的な視点が気になるけど自力で掴むのは難しい全ての方にオススメしたい論考です。 

うつわ的視点による空虚の捉え直しは新たな価値を創造するだけのものではなく、日本的美意識により無理なく支えられている点が重要と思います。「うつわ的でないもの」についても意識下にありつつ、ここでは「うつわ的なもの」の輪郭が丁寧に記されています。

《大槻香奈》



https://twitter.com/bmyasu/status/1488138833275146242?s=46&t=Mz33qxckp16CxCxT6wLF7g

本日の「日本現代うつわ論1」レビュー。

青山泰文『「うつわ」的な見方』。私の論考です。

うつわ本の難所として受け止められている趣もありますが論旨としては割とシンプルです。


かいつまんで述べます。

河合隼雄『中空構造日本の深層』と鈴木大拙『日本的霊性』にはどうやら共通するポイントがあって、それを表現しているのが「茶ノ湯」ではないか?と言う話です。

そしてそれらを統合する概念として「うつわ」を用いることができるのではないか?という仮説を立てています。

大槻さんによる「はじめに」の内容を予測しつつ、それと相互補完できるような内容となればと書きました。鋭い直感で示される大槻さんの「うつわ」に対し、抽象化した上で歴史的な視点を加え筋道を立てようとする試みでもあります。


そして同時に、自分自身が美術の世界に関わるようになって以来ずっと対峙してきた問いに対する論考です。

やっとスタートラインに立てたのかもしれません。


テキストだけでは分からぬ、という方のために、あるいはこの問いをさらに磨き上げるために解説動画も作ります。

(もしかしたら白白庵という空間で体感すれば分かりやすい、ということもあるかもしれません)

が、それもテキストありきですのでよろしければこちらから。

《青山泰文》