2023/04/27 12:14
https://twitter.com/kanaohtsuki/status/1466388848166858756?s=46&t=Mz33qxckp16CxCxT6wLF7g
「21世紀の陰翳礼讃(陶芸家・伊豆野一政)」と題した青山泰文さんの論考が掲載されています。伊豆野さんのユニークな制作プロセスを辿ることで、茶ノ湯の精神性と問いの無限の可能性が自然と感じられるようです。(写真は私が白白庵にてお茶を頂いた時のもの)
私自身の話になってしまいますが、ここで述べられている作品が持つ時間の概念と美の感覚は、日本で絵画制作を行ううえでも重要なポイントとしてあります。陶芸の世界に限らず、アートとデザインを行き来し、日本的感覚を追求する方にもぜひ読んで頂きたいです。
モノクロの作品写真を掲載していますが、論考と共にご覧頂くと脳内で色彩が感情移入をもって浮かび上がることでしょう… そして伊豆野さんの器を道具として扱ってみたくなるはず。作品紹介リンクも掲載されていますのでそちらもぜひ。
《大槻香奈》
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https://twitter.com/bmyasu/status/1487744949927829507?s=46&t=Mz33qxckp16CxCxT6wLF7g
『日本現代うつわ論1』全編レビュー。本日は作家紹介/伊豆野一政。
私のテキストです。以前に個人のノートで作成した記事二本に加筆修正して一本の記事にまとめたものです。
白白庵入社以降、長く対話を重ねてきた相手ですので、数年がかりで書き上げた内容とも言えます。言うなれば六年くらいかけたインタビューが元になっています。
そしてこの記事は次に続く私の論考『「うつわ」的な見方』への足掛かりとしても機能するテキストです。
この記事で抱いたぼんやりとしたイメージを持ち込むことで、私の論考終盤部分が読みやすくなるのではないでしょうか。
異なるアプローチで同じような対象について述べています。
ここで示した視点は陶芸作品に限らず作品鑑賞におけるひとつのとっかかりにもなるやもしれません。
願わくばそうであって欲しいです。
あるいは白白庵でもどこでも、そうした作品のある場を覗くと体験として理解できる話かもしれません。
セルフレビューとは難しいものです。
読んで頂きたいことはこの中にあるので何卒。
是非お手に取って頂ければ幸いです。
《青山泰文》